日本語にも、英語にも文法が存在します。しかし、それは文字言語のルールです。
英語の文法も18世紀に編纂され、その目的は当時乱れていた英語を標準化するためでした。音声英語の基本となるのは文法ではありません。つまり言語の基本ではなく、標準化のための基本です。
音声英語には次のような表現があります。
1.I can’t see nothing. (何も見えない。)
しかし、英語文法では否定形の場合はanythingを使うルールがあります。
2.I can’t see anything. (何も見えない。)
日本語を英語に訳せばI can’t see anything.のような英語になります。ネイティブを真似るならI can’t see nothing.のような英語となります。
意味としては同じような意味ですが、真似て覚えて自動化する事であり、否定形の場合はanythingを使うルールなど知る必要も、適用する必要もありません。
I can’t see anything.は良くないと言っているのではありません。日本語を訳すと否定形の場合はanythingを使うルールが必要であり、実際に英語を話すときにはそのようなルールを適用する時間はありません。
英国で文法が最初に編纂されたのは18世紀です。シェイクスピアは全てそれ以前の作品です。文法を編纂した最大の目的は自動化をしておけば、英語を話すときに負荷がありませんから、楽に自然な英語が話せます。